ふくおか旅歩記〜朝倉市を訪ねて〜
 
共星の里
共星の里旧講堂
 朝倉市の市街地から車で約30分。山あいの緑豊かな高木地区に廃校となった小学校を利用して現代アートを展示している小さな美術館「共星の里」があります。アーティストによる芸術活動の場だけでなく、大人も子供も楽しめるようにに企画・展示されており、家族で訪れてほしい施設です。写真は共星の里のみなさん。

共星の里外観 朝倉市市街地から県道509号線を車で約20分、588号線を黒川地区へ。緑に囲まれた山里の中に共星の里はあります。
 高木地区では過疎化が進み、平成7年3月31日黒川小学校が廃校となりました。そのなかで、黒川小学校を有効活用し地域の活性化の拠点として復活させたいという地域の方々の思いもあり、平成10年8月、旧甘木市はインターネット等で広く企画案を募集したところ、28件の応募がありました。その中から選ばれたのが共星の里。そのキーワードは「山々の四季が織りなす自然の中で、アートに出会う、触れる、体感する」。特に子ども達がアートに出会えるように企画されています。

犬の彫刻 共星の里は生命力に満ちあふれた現代アートの常設展や国内外のアーティストの企画展を行う「黒川INN美術館」、世界各国の子ども達による自由で純粋な絵などを展示する「世界子供美術館」、自然に触れながら大人も子どももアートを体験できる「ワークショップ」、旧講堂を利用し、朝倉で採れた野菜等、四季折々の食材をつかった食事が楽しめる「黒川INNレストラン」の4つのテーマから構成されています。写真は子ども達の背の高さはある巨大な犬の彫刻。吉野辰海さん作。

館内写真 館内に入るとまず驚かされるのが廊下に整然と並べられているアートの数々。ここでは“作品は展示室に飾られているもの”という固定観念は取り払われており、廊下や階段の踊り場などいたるところでアートと遭遇。そのどれもが力みなぎる作品で、子どもにとっては遊び場としても楽しいイメージが湧きそうな空間です。写真右は階段の踊り場に現れた八尋晋さんの作品。さしずめ仲良し3人組といったところでしょうか。写真左下は柳和暢さんの作品「気2005」。

高見剛さんの写真展 もちろん教室を利用した展示室もあり、4月30日までは湯布院の自然と風土、霊峰英彦山にて山岳宗教の古式入峯修行を撮影した高見剛さんの写真展「濁・聖・景(じょく・せい・けい)」が開催されています。また、館内には100年前のエジソンの蓄音機の他、明治・大正・昭和の蓄音機の名機で音楽が楽しめる「メモリアルサウンドルーム」もあります。

ワークショップ2枚 さて、共星の里の一番の魅力は石ころアート・空き缶アート・Tシャツアート等が体験できる「ワークショップ」。予約するのがベストですが、突然行っても大丈夫。また、特に注目したいのが夏場に行われるアートキャンプ。その名の通り、宿泊してアートの製作・体験をする事で8名1組より受け付けています。写真は、石に自由に描く石ころアートと、ワークショップ「大きな布みんなでお絵かき」。
 朝倉の山里で自然を感じ、現代アートに向き合い楽しく創作をする事で、新しい自分に出会えるのではないでしょうか。


共星の里 周辺拡大図

●お問い合わせ
共星の里
所在地:福岡県朝倉市黒川1546-1
TEL:0946-29-0590
開館時間:11:00〜17:00
入館料:大人500円、小中学生300円(コーヒー又はジュース付き)
休館日:月曜、火曜・冬期
駐車場:あり

※共星の里では所蔵作品などを貸し出す「レンタルアート事業」も手掛けている。

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