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玉名市岱明町にある鍋松原海水浴場は、このシャク釣りのメッカ。入り口で漁協の方に1000円を支払って、最干潮をむかえる2時間前くらいに海に入ります。遮るもののない広い干潟での体験になるため、長靴と麦わら帽子は必携。
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そしてシャク釣りで欠かせないのが筆。シャク釣りは、巣穴に入ってきた敵(筆)を追い出そうとするシャクの習性を利用した釣りなので、筆が必要なのです。後は、巣穴を見つけやすくするために、干潟の表面を10センチくらい削りとるために鍬が必要です。
干潟に入り早速、直径1メートルほどの大きさに表面の砂を鍬で削り取り、マイ漁場を作ると、すぐに巣穴がいくつも現れました。用意しておいた習字用の筆を数本、巣穴に差し込み上下へ揺すります。 |
穴に入れた筆が、下からくくっーと持ち上がれば、穴にシャクがいる証です。持ち上がった筆を細かく揺すりながら、上へ上へと誘い出し、筆を押し出そうと、シャクの爪が穴の外に出たところがチャンス!すかさず爪を手でつまみ、じわじわと穴からひっぱり出します。
ところがこれがなかなか難しい。警戒心が強く、つかもうとするとシャクはすばやくひっこみます。あわよくば爪をつかんでも、無理に引き上げようとすると爪がちぎれて逃がしてしまいます。一時はつかんだものの、逃げられてしまうとその悔しいこと!
最初の1時間は、まさに悪戦苦闘!なかなか最初の一匹が釣れず、イライラしていたところ、見かねた親切なシャク釣り名人のおじさんが、「こらえんといかん。がまんくらべたい」とアドバイス。言われた通りに、爪をつかんだら長期戦を覚悟!相手が根負けするまでしっかりと握って離さずじわじわと引き上げると、やっと記念すべき第1号を釣ることができました!
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こうして苦戦すること2時間、初めてのシャク釣りの釣果はたったの4匹でした。名人は同じ時間で100匹くらいは釣れるというから、いかに経験がものをいう釣りかがわかります。それでも、釣りあげた瞬間はなんとも言えない収穫の快感に包まれました。手づかみで捕まえるなんて一見ワイルドな釣りですが、シャクとの微妙な駆け引きが釣りのポイントなのだとか。
たくさんの方が干潟でシャク釣りを楽しんいましたが、ほとんどの方が自宅の食用に釣りにこられているのだそう。食べ方はさまざまで、塩茹でして酢味噌で食べたり、天ぷらで食べたり、炒めたりといろいろのようです。私は、天ぷらにして食べましたが、揚げるとサクサクっとした食感で、エビのよう濃厚な風味がなかなか美味しかったです。
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岱明町物産販売センター「磯の里」
また松原海岸には、有明海でとれた新鮮な魚介類や水産加工品、野菜などを販売している物産販売センター「磯の里」があり、筆の購入もできます。道具さえ揃えば、後は根気と腕次第。名人の技を見ながら、春の干潟で「シャク釣り」に挑戦してみませんか? |
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