■白川水源
南阿蘇の観光スポットとして絶対外せないのが、白水村の白川水源。休日はかなり賑わうが、今日は平日ということであまり人を見かけないためか、入り口付近からすでに神秘的。水源までの道のりに、個性的なお土産の店やお食事処がたくさんある。
入口では、入場料というか、この環境を維持するための資金として100円を求めている。払うか払わないかは一応自由だが、もちろん払うべきだと思うし、はっきりいって安い。
 久しぶりに来た水源は、いつものように美しい水をたたえていた。市内の中央を流れる白川はここで生まれるのだと思うと、いつも不思議な感動がわき起こってくる。常温14℃の水が毎分60トンも湧き出るという。もちろん飲むこともできる。
 近くの売場で持ち帰り用のペットボトル(150円)を買い、実際に水をくんでみる。じょうごを小さいペットボトルの口に当てて、ひしゃくで流し込む。冷たくておいしそう。私の他にも、持参した入れ物に大量に水を汲んでいる人がいた。どうやら地元の人らしい。おいしい水が毎日飲めて、幸せですね。
 ここ白川水源は、環境庁の名水百選に選ばれるほど有名でもあり、まさに折り紙つきである。あちこちの水底でポコポコと泡を立てて新しい水が生まれる。なんかメルヘンだよなあ。自然の作った幻想的な美しさに、思わず水を飲む、じゃなくて息を呑む。
 持って帰って、お茶を飲んだり、ご飯を炊いたりしてみよう。きっとグレードアップした味が楽しめるだろう。

水源の近くには吉見神社守護神が祀ってある。美しい湧水を守っていきたいという人の願いと努力は、今も変わず続いている。
 入り口付近にある「あーと和紙工房」で、和紙の手すき体験をしてみよう。やり方は店員さんが、親切に教えてくれるので初心者も安心。店内には美しい和紙の作品がたくさん展示されている。
 木の皮を溶かしてできた白い材料が、腐らないように冷たい水に浸かっている。夏場は3日おきに水を換えるらしいが、冬場は表面に氷が張るほどだ。和紙すきを握る手が凍える。とにかく冷たいが、オリジナル和紙のためにガマン。色紙は1回すくだけだが、ハガキは3回すく。3回目でせっかく固まりかけていた和紙が剥がれ、やり直し。トホホ、水に入れる角度が難しい。ビクつきながらやると、かえってやり損なうようだ、思い切ってやったほうがいいみたい。
 やっと3回すいた和紙の上に、押し草花を飾りつける。いろんな種類があって、選ぶのが楽しい。配置はセンスの見せ所だ、なんて思うと迷ってしまう。飾りつけが終わったら草花の上からもう一度水をかけて、薄い保護膜を作る。
10分ほど乾かして完成。どうでしょうか?なかなかの出来でしょ。できあがった和紙は丁寧に台紙に挟んでもらい、おかげで見栄えがさらに上品になった。ここを訪れた記念品に思い出としてとっておくのもいいし、親しい友人などに旅の報告として送ってもいい。
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