御客屋旅館「代官の湯」
- 泉質:硫化水素泉、無色無臭、ぬるめ
- 温泉の種類:露天風呂、家族風呂、ひのき風呂、温水プールなど8種類
- 歴史度:★★★★★
- 入浴料:500円
- 宿泊料金:平日12,000円〜、休前日13,000円〜。
車一台がやっと通るくらいの上川端通りを下ると、どっしりと落ち着いた構えの和風旅館「御客屋旅館」が見えてきます。1752年創業、藩の御用宿としてかつて代官たちが旅のつかれを癒し、そのお湯は細川護久に愛でられたと言われています。
囲炉裏のロビーで温まりながら、女将の北里さんにお話を聞きます。
北里さん:「もともと御客屋とは、九州の大名が参勤交代で上京するため大分の港へ向かう途中に、いくつかあった藩御用達の宿のことです。一般の人は共同浴場に入っていました。黒川温泉自体は昔からあったのですが、本当にこじんまりした湯治場だったんですよ。ほんの20〜30年前まで半農半商で、旅館の者が農作業から帰ると湯治客が待っていたこともあります。湯治客は牛を引いて、米や農作物と交換で宿泊していました。田植えや稲刈りなどが一段落ついたので・・・と、数週間連泊することも珍しくありませんでした」
今やすっかり風流な旅館が軒を連ねる温泉地として、絶大な人気を誇る黒川温泉。そんな時代もあったんですね〜。
北里さん:「今は、宴会目的の男性客からのんびり温泉を楽しむ女性客へと客層が移り、学生カップルや家族連れの1泊〜2泊のショートステイが中心です。昔、旅館業というと水商売的な面も持っていたのですが、今は純粋なサービス業として、従業員も若く明るい女性従業員へと移行しました。彼女らのサービスもとても良いとお客さまも満足してくれますよ。古き良きお宿の風情を伝えると共に、時代とニーズに合わせてサービスを提供していきたいですね。カップルに大人気の貸し切り家族風呂も作る予定ですし、ウォッシュレットトイレを設置したらとても喜ばれました。こういう細やかなサービスを心がけていきたいです」
お風呂は、広々とした露天風呂「代官の湯」、女性専用露天風呂、ひのきの湯、肥後藩主や長崎奉行らが旅の疲れを癒すために作られた献上湯「御前湯」など、8種類のお風呂が揃っています。お湯はややぬるめなので、長く浸かって疲れを取りましょう。
若いカップルの人気ナンバーワンの「貸し切り家族風呂」もオススメです。
料理は素朴な田舎のおふくろの味で、煮付けや山菜、ボリュームたっぷりの肥後牛が中心。季節に合わせたデザートまで揃った満足のメニューが自慢です。
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