黒川荘「びょうぶの湯」
- 泉質:硫化水素泉、やや熱め
- 温泉の種類:露天風呂4つ、うたせ湯、大浴場
- 優雅度:★★★★★
- 入浴料:500円
- 宿泊料金:平日本館16,000円〜、別館28,000円〜。
国道442号線の「あじさい通り」の黒川トンネル手前、自然に溶け込んだ広大な敷地内に、風流な純和風旅館「黒川荘」はあります。
砂利に敷かれた飛び石を歩き、トウモロコシが干してある茅葺き屋根の門をくぐると、日常とは別世界の優雅な空間が広がっていました。館内は、女将さんによるさりげない空間の演出が施してあり、洗練されたイメージです。そして大胆かつ繊細な外装は、社長さんが手がけられたそうです。
広い旅館を抜けて、川沿いにある露天風呂に足を運びます。内湯で体を流しながらも、ガラスの向こうの露天風呂が気になってそわそわしてしまいます。
たまたま私一人だったのを幸いに、すみずみまで露天風呂を独占できました。緑がかったにごり湯の中で体を思いっきり伸ばし、木々にふちどられた空を見上げると、とても遠くに感じます。露天風呂からの眺めも最高です。目の前には屏風岩がそびえ、黒川の渓流のせせらぎがすぐそこから聞こえてきます。「こんなのんびりした贅沢な時間も、いいなあ・・」
お風呂だけでも満足でしたが、もっとのんびり贅沢に過ごせる「離れ」があるのを知り、フロントの田代さんに案内してもらいました。本館からさらに奧へ奧へと進み、ゴツゴツの岩でできた門をくぐると、離れがひっそりとたたずんでいました。
田代さん:「黒川荘は、中高年で落ち着いて余裕のあるお客さんやお忍び客が多いんですよ。ここでは、何もしないぜいたくな時間を過ごしていただきたいです。離れ一室に付き、家族露天風呂が付いているので、いつでも露天風呂にゆっくり入れますよ」
自然の中の静けさと、ほっとする素朴な茅葺き屋根の離れ・・・まさしく日常生活から離れた異空間です。岩をくり抜いた水場にチョロチョロと流れる音が、囲炉裏部屋に響きます。庭は広葉樹林が生い茂り、秋には実に見事な紅葉が見られるそうです。大事な人と二人きりで部屋で食事を取って、貸し切りの露天風呂に入り、離れ周辺を散策する。そんな優雅な休日を、いつか過ごしてみたいなあ。
また、黒川荘のもう一つの魅力は、従業員の方々のサービスが非常に良いことです。従業員の方とすれ違うと必ず笑顔で会釈してくれたり、対応も文句なしです。ワイワイと賑やかに過ごしたい方、のんびりと過ごしたい方、それぞれのお客さんに合わせたサービスの提供を心がけているそうです。
|