これぞ熊本のおみやげ おみやげプレゼント大特集

 

1本約1,200円〜1,300円の辛子レンコン。日持ちは、常温で3日(冬は7日)、冷蔵庫で保存すると7日です。

 からし蓮根は、今から360年前(江戸時代)病弱だった細川家初代の殿様のために発明された「健康食」です。これは、ゆでた蓮根に、辛子と熊本名産の麦みそを練り合わせたものを詰めて、ころもを付けて揚げたものです。現在もその製法を受け継いでいます。蓮根のシャキシャキした歯触りと、ツーンとした辛子の味が、絶妙にマッチしています。熊本のおせち料理には、必ずと言っていいほどどこかに添えられている辛子蓮根は、酒の肴にぴったりの名産品です。

 ここは旧城下町・新町。情緒あふれる街並みを、路面電車が警笛を鳴らして走りぬけます。その大通りに、辛子蓮根の老舗、森からし蓮根さんが店を構えています。
 看板によると、この辛子蓮根を発明したのは、当時、細川藩の料理人をつとめていた森平五郎さん、つまりこの店のご先祖さまだというのです。病弱だった殿様のために、栄養食として献上したのが始まりだとか。そしてこの肥後オリジナルの栄養食は、珍味として明治維新まで門外不出となってました。
 現代にいたっても、もちろん味は江戸時代の味そのまま。秘伝の味を守りつづけています。まさに辛子蓮根の元祖。歴史を感じます。

 辛子蓮根が積んであるカウンターで、森幸江さんが温かくお出迎えしてくれました。火の国の女性らしく、とても元気ではつらつとした方です。幸江さんは、熊本の人気劇団「ばってん劇団」の一員として、13年間も活躍されています。
 劇団での名前は「ばってんれん子」さん。蓮根屋さんの娘さんだからでしょうか。全国の地域のイベントに出演、熊本の夏の風物詩「火の国まつり」にも参加されています。

幸江さん:「辛子蓮根は、地元のおせち料理や冠婚葬祭の時には欠かせません。酒の肴としてもごはんのおかずとしても、とてもおいしいです」

〜どんなお酒に合うんですか?〜
幸江さん:「やっぱり熊本といえば、球磨焼酎でしょうね。お客様からも好評ですよ」

 さすが肥後っ子。球磨焼酎に辛子蓮根、そういえば馬刺も焼酎に合うって言ってたっけ。同じ熊本で発達した味同士なので、やっぱり相性もバッチリなんですね。

幸江さん:「全国や外国に住んでらっしゃる熊本出身の方からの注文も多いですよ。アメリカから注文された方もいて、真空パックで送りましたが、送料の方が高かったりしますね」

 ふるさとは、遠くにありて思うもの…肥後っ子の、辛子蓮根に対する愛着とこだわりは、並々ならぬものがあるようです。

 では、実際に辛子蓮根を作るところを見せてもらいます。
 職人さんが7〜8人くらい、せっせと働いています。毎朝4時半に起きて、まずはじめに、前日から冷蔵庫で寝かせておいた辛子入り蓮根にころもを付けて揚げます。1日100〜200kgもの量です。師走の多忙な時期には、休む暇もなく交代で揚げるそうです。うーんたいへんですねー。ご苦労様です。

 さて、今日店頭に並ぶ大量のストックを揚げ終わったら、さっそく明日のために蓮根にからしを詰める作業です。新鮮なれんこんを大釜で茹でて、からしを詰めやすくするために包丁で両端をスパッと切り、穴の大きさを整えます。
 そして、熊本名産の麦味噌と和がらし粉を練り合わせたものの中に、その蓮根をぐりぐりと押しつけ、少しづつ詰めこんでいきます。


 できあがりはこんな感じ。ごらんの通り、辛子がぎっしり詰まって、穴からはみ出しています。その辛子の鮮やかな色に、思わずつばが出てきます。本当に辛そうだなぁ。私、泣いちゃうかも。

 では、さっそく試食タイムです。

幸江さん:「防腐剤を一切使ってないし、時間がたつと衣が硬くなって、からしのつーんとした風味が抜けていくので、できればすぐに食べてくださいね」

 ラジャー。ざっくり輪切りにしてもらいました。どうです、大きいでしょう!?辛いですよ〜と注意されつつも、うれしくてガブリと噛みつきました。シャキッと蓮根を噛んだ後に、辛子が鼻につーんときます。辛くないわけがないですよね、こんなに辛子が入ってるんだから。しかしですね、このざくざくとした歯触りとピリッとした辛子の絶妙なブレンドが醸し出す大人の味は、一度味わうと不思議とクセになるんです。
 とはいいながら、辛子が思いっきり鼻にきて、いや鼻どころか脳味噌までつーんときて、涙が出そうでした。

 幸江さんが、「しょうゆをつけてみては」と勧めてくれました。おおーっ。魔法のように、ほんのり甘くなりました。これなら辛いのがちょっと苦手な方でも大丈夫。

幸江さん:「食べ方はお客さんの方で、いろいろ工夫されているみたいですよ。パンに挟んでサンドイッチみたいにしたり、マヨネーズをかけたり・・・」

 なるほど、「アレンジはあなた次第」というわけですね。プレゼントが当たった人も、いろいろ研究してみてくださいね。でもやっぱり私は、生で食べるのが一番。もちろん焼酎と一緒に。たいぎゃなかるかばってん、まうごつうまかぁ!(訳:とてもからいけど、ほんとうにおいしい)

●お問い合せ
森からし蓮根(有)
熊本市新町2丁目12-32 TEL(096)351-0001
営業時間:7:00〜18:00。定休日:日曜日。

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