
「次は新町〜新町」
城下町の面影を残す下町で、玩具・菓子問屋がひしめく職人の町の一面と、古い民家とマンションが肩を並べる住宅街の一面をあわせ持ちます。 |
新町(しんまち)
洗馬橋から専用軌道を通って、新町に到着です。電停には屋根もベンチも設置されていて、駅のプラットホームのようです。春らしく、花壇の花は満開でした。
電停のすぐ近くに、長崎次郎書店というレトロな本屋があります。明治7年にできた老舗の書店で、旧五高の講師時代の夏目漱石や小泉八雲が訪れたり、森鴎外が「長崎次郎書店に行った」と書いていることで有名です。学問に燃えた旧五高の学生たちも通いつめていたとか。かなり年季が入った建物です。市の文化財に指定されています。
さらに路線沿いを歩くと、黒い塀に囲まれたお屋敷が現れます。かなり広いので寺院かなにかと間違えるほどです。その塀に古いトタンの看板が掛かっています。どうやら薬の宣伝のようです。ときどきお味噌や醤油の古いトタン看板を見かけますが、この薬はまだ販売してるのかな?
他にもこの路線にはそば屋やからし蓮根の店、馬刺屋など老舗の食べ物屋も多いんですよ。ここで昔ながらのグルメを食べ歩くのもいいなあ。
屋敷の塀に沿って路地裏に入ってみます。そこは、明治創業の老舗問屋が軒を連ねる昔ながらの職人町でした。玩具問屋には鯉のぼりや武者人形が飾られていて、裏の工場では職人さんたちが木を削っていました。
菓子問屋の入口は駄菓子屋で、10円単位の駄菓子が所狭しと並んでいます。私も小学生のころはわずかなお小遣いをにぎりしめて、5円のチョコとか10円の色つきガムとか30円のアイスクリームとかを買いに行ってましたよ。う〜ん、なつかしい。路地裏は細い道が複雑に入り組んでいて、角を曲がるたびに古き良き時代を思わせる下町の風景に出会います。まるでどんどんタイムトリップしていくみたい。
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