「せんだん轟の滝」は、泉村のほぼ中央に位置する指折りの紅葉スポットです。滝と紅葉の絶妙な組み合わせに、多くの観光客がカメラを構えるといわれています。名前の由来は、むかし滝のほとりに栴檀(せんだん)の大木があったことから来ているそうです。川に沿った県道52号線のくねくね道を進み、遊歩道の入口に車を停めます。すでにゴーという滝の音が聞こえてきて、ワクワクします。遊歩道はけっこう急で、足下に注意しながら進みます。滝の近くだからか湿気が多く、足下の岩は苔に覆われ、うっそうとした木立のせいで一帯が影になっています。遊歩道は渓流の上にも架かっていて、足下から渓流のひんやりした空気が伝わってきます。辺りを見回すと、川の上流だけあって、人間よりはるかに大きい巨大な岩がゴロゴロ転がっています。
遊歩道は滝壺まで伸びていました。これがせんだん轟の滝です。高さ70m、幅10mを誇る男性的な滝です。ゴツゴツした岩に激しい滝が流れ、爆音が響き、荒々しい感じです。圧倒的な自然の雄大さに思わず立ちすくみ、ぽかんと口を開けて見上げていると、霧状の水しぶきが飛び散っていて、顔がしっとりと濡れます。天気がいいときは滝上に虹が出るそうです。険しい山道を越え、車酔いにも負けず、苦労して来るだけの価値があったなあと感動もひとしおです。
せんだん轟の滝は、春の新緑、秋の紅葉、冬の雪景色と季節ごとに姿を変え、一年中自然美を見せてくれます。五家荘全体が年間を通じて気温が低いのですが、この滝周辺は特に涼しく、夏は天然クーラーの避暑地として人気があります。今の時期はやはり紅葉ですね!見て下さい、絵になるでしょう?また渓流では釣りも楽しめます。
せんだん轟より上流に、吊橋も発見。江戸時代の文献「五箇荘紀行」の釣橋の図を基に設計されたそうで、橋長は38m、芸術的な吊り橋です。ここも紅葉狩りの名所として知られています。
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