これぞ大自然!五家荘の紅葉 五家荘の紅葉スポット、文化、グルメ 

 「そろそろ昼食にしますか」と幸山さんが、レストラン滋味健丈「炉丹」に案内してくれました。ここでは、備長炭を使った本格的な炭火焼きによるヤマメ、地鶏、山菜などが食べられます。健康を考えて素材には吟味を重ね、低農薬、無添加で、旬のもの地のものだけを提供してくれます。塩、味噌、しょうゆなど調味料も自然に近い物を使うそうです。店名の「滋味健丈」は、美味しさを味わうことが健康につながるという考えが由来だとか。

〜炭火焼きにこだわる理由は?〜

幸山さん:「炭火焼は遠赤外線で水分を含まないので、カラッと強火で芯まで焼けるんですよ。ガス焼きだとどうしても水分が入りますからね。」

〜今の旬といえば?〜

幸山さん:「シイタケ、キノコ、栗、ゆず、柿ですね。特にゆずは産地なので、ゆずポンや果汁、こしょうに加工しています。このレストランは旬の食材しか使わないので、メニューも季節限定が多いんですよ」

 おぉ!秋の味覚勢揃いです。おいしそう(ジュルッ・・・)。シイタケはあとで炭火焼きにして食べようっと。

 さていい具合にお腹もすいてきたことだし、ボリュームたっぷりの「大満足コース」2,200円に挑戦します!こだわりの炭火焼き3串、地鶏のたたき、豆腐、サラダ、デザート、雑穀ごはん、しし汁など。見てください、このプリプリしたヤマメと鮎、大きな地鶏の肉!ジュージュー焼かれているところを想像すると・・・たまりません。

 うわ! ニヤニヤしている私に、幸山さんが軍手と塩を渡して「ご自分で塩をふって炭火にかざしてください」。な、なに〜?食事の準備も体験のひとつなんですか?動かざるもの喰うべからず?これもまた貴重な経験です。やや大粒のざらざらした天然塩をヤマメと鮎にパラパラふりかけていると、「塩を乗せるくらい大量にふってください」とアドバイスが。かなり塩辛くなりそうだけどいいのかなあ。地鶏には塩パラパラ程度で十分だそうです。

 やけどしないよう軍手を付けて、塩をふった食材を砂地に刺します。等間隔で炭火をぐるりと囲むように刺していきます。グラグラしないようにしっかりと刺します。焼き上がるまで15〜20分かかるので、のんびりゆっくりと酒を飲み、おしゃべりでもしながら待つことにしました。

 幸山さんがニコニコしながらオススメのお酒を持ってきてくれました。昼間から飲めるなんて天国だなあ。
 泉村限定発売の清酒「平家の里」2,500円(一合500円)は、アルコール分18度のにごり原酒です。まったりとした口当たりに、味は強くも濃くもなく、甘くて飲みやすいんです。ついつい杯が進んでしまい、昼間から完全にできあがってます。

 酔いさましに「オリジナル生ジュース」(一杯450円)が運ばれてきました。緑黄色野菜にりんごを混ぜたヘルシーなジュースで、注文してから作るのでいつでも新鮮。見た目苦そうだけど、りんごの味が濃くて飲みやすいですよ。生なので繊維分が舌の上にのこる感触は、咬んで飲むといった感じ。ちなみに中身は「企業秘密」だそうです。

 幸山さんが店の看板を指さして、他のオススメ品も教えてくれました。地鶏のそぼろご飯定食800円や天然鮎、ウナギ、これから冬になると猪肉うどん600円などのイノシシ料理が本格的になるそうです。泉村ではイノシシ猟が今でも盛んです。珍しいものでは、茶葉を衣にまぶしたミネラルたっぷりの天ぷら定食「御茶之香菜々」1,000円があります。

 さて、片面が焼けたので串を裏返しにします。おしゃべりしていると時間が経つのも早い。魚からジリジリと焼ける音がして、香ばしいにおいがただよいます。地鶏からは脂と血がしたたってきます。早く食べたいよお〜。

 ついに試食タイムがやってきました。いい具合に焼けたヤマメの串焼きを皿の上に載せ、ゆずを絞ってかけます。そして串ごとガブリ。

 うーん、ジューシーなゆずと脂が乗っているカリカリした皮の組み合わせがたまらん。風味が増しておいしい!身はほくほくに焼き上がりぎっしりつまっています。あれだけ大量に塩をふったけれど、ほどよく味がついていました。鮎はヤマメに比べると脂身が多くてやわらかい。地鶏は淡白で、やや歯ごたえがありました。それにしてもすごいボリュームです。ひたすら無言でかぶりつきます。

 一段落つくと、白米に、きび、あわ、ハト麦など8種類の雑飯がつぶ状で入っている雑穀ご飯をいただきました。そして白味噌仕立てのしし汁。里芋、にんじん、大根、こんにゃくなどおふくろの味が満載で、お腹の中があったかくなります。イノシシの肉は意外とやわらかかったです。炭火焼き体験して、飲んで、食べて、もう幸せ。

 食後の散歩がてら、ふれあいセンター内をぶらぶらしてみます。陶芸工房「梵」やネイチャークラフト「URI-BO」などの体験工房、地元の農家直産の品が並ぶ青空市場、特産品ショップ「森の恵み」には、安全、無農薬のシイタケ、山芋、こんにゃく、漬け物、ゆず、山菜、豆腐のみそ漬けなど山の幸、ヤマメの甘露煮など川の幸が揃っています。

 「いずみ村の秘密」コーナーでは、泉村の観光映像が流れていました。そして驚いたことにカラオケボックスもありました。広いのでイベント会場にもぴったりだし、観光客だけでなく地元の方も集う、まさに地域に根ざした場所です。

幸山さん:「午前中はお茶を飲み、お腹がすいたら炭火焼きレストランで食べ、広場でゴロンと昼寝でもして気が向いたら体験工房へ、夜はカラオケで歌いまくる、なんて一日中遊ぶこともできますよ」

 まさにその通り。食も観光も体験もアミューズメントもできて、お土産まで買えちゃう「ふれあいセンターいずみ」で、のんびり一日過ごしてみたいですね。幸山さん、いろいろとありがとうございました。

●お問い合せ
ふれあいセンターいずみ

八代郡泉村大字下岳3296-1
TEL(0965)67-3500
営業時間:9:00〜17:00。レストラン(平日)11:00〜17:00、(土曜日)〜21:00、(日曜祝日)〜22:00。休館日:水曜。

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ふれあいセンターいずみ

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