気候が暖かくなり桜の花が咲き始めると、桜の木には大勢の人々が集まり、昼夜とわず酒を飲んで大騒ぎする…。日本の春の風物詩ともいえる花見の風景は、外国人の目には新鮮に映ることでしょう。花を愛でるだけなら酒を飲む必要はないし、酒を飲みたいのなら、屋外で宴会をする必要もない。梅でも桃でもいいのに、桜の花に愛着を示す。
日本人はなぜ花見をするのでしょうか。花見大好きなスタッフが、独断と偏見で考えてみました。 ポイントは5つ。
Point.1
日本人は酒好き民族
花見だけでなく、元旦だキャンプだ月見だと、一年中何かにつけて酒を飲みたがります。酒飲みには寛大ですよね。
Point.2
安全で平和だから
夜、屋外で宴会して、そのまま酔っぱらって寝転がっても、連れやお巡りさんがやさしく介抱してくれますよね(プラットホームや道路で寝ちゃーダメダメ!)。そんな国は、世界でも数少ないのではないでしょうか。
Point.3
日本の社会制度
四月は年度の始め。入学・転勤などを通じて、多くの人がいっせいに移動します。花見は、その人たちと親睦を図るための歓送迎会の場にぴったりなのです。
Point.4
桜大好きな日本人
日本で「花」といえば桜。(中国では桃、イギリスならバラ)国花でもある桜は、江戸時代から品種改良や交配がさかんに行われ、数百種類もの品種がつくられました。入れ墨や染織物、和菓子、花札、短歌や俳句などさまざまな場面で、桜の花が使われています。
Point.5
四季を楽しむ日本人
日本は温帯気候で四季がはっきりしています。とはいっても、日本より四季の温度差がはげしく、気候のメリハリがついている国もむろんあります。
しかし、日本ほど昔ながらの暦の上の季節感を大切にする国はないでしょう。桜の観賞とともに、春の訪れをよろこんでいるのです。