コタツ船で楽しむ冬の球磨川くだり 温泉とグルメと歴史の町・人吉

お店の外観
 盆地独特の底冷えのする寒さを吹き飛ばすようなあったかい料理を求めて、ここ「きじや」にやってきました。
 人吉駅前からまっすぐ伸びる国道267号線を、大口方面に15分くらい走ると布の滝の近くに「きじと水車の里 きじや」の看板が見えてきます。山中の美しい渓谷沿いにあって、まさに自然に囲まれたお食事所です。ここは全国でも珍しいきじ料理が食べられる店です。きじ料理はもちろん初体験で、とても楽しみ。
 入り口にはシンボルの水車があり、他にも大小5つの手作り水車がコトコトと回っています。のどかだなあ。

手作りオルゴール
 店に入ると、キンコンという心地よい音が聞こえてきます。何かな?と奥に入ってみると一升瓶に水を入れたものを水車の力で叩く、手作りのオルゴールが鳴っている音でした。瓶には「ド」や「ラ」などの音階が書いてあり、かわいいきじ馬がくっついています。オルゴールが奏でている曲は「五木の子守唄」です。切ないメロディーが川のせせらぎと混ざり、静かな店内に響きわたります。
料理(きじ鍋)
 掘り炬燵のあるこじんまりした和室に通されると、さっそくメニューを見てみます。ここはとにかく料理すべてがきじづくしです。寒い日はやっぱ鍋でしょ、というわけで、人気のきじ鍋コース2,300円[99.1.18現在]を食べてみることにします。 ほどなく器に盛られた野菜ときじ肉、それにきじのガラから取ったスープの入った鍋が運ばれてきました。きじ肉は薄いピンク色で、においはありません。
鍋に火をかけ、沸騰しはじめてからまずにんじんや春菊や白菜などの野菜を煮込みます。野菜が柔らかくなったら、そろりそろりときじ肉もスープに入れてみます。きじ肉はあっという間に白くゆでられました。
 手作りのゆず胡椒を入れた、しょうゆベースのタレにつけて、きじ肉を一口食べてみると…。おっ、鶏肉よりあっさりしてクセがありませんね。淡泊でとても食べやすいです。歯触りも鶏肉よりコリコリしてます。量はボリュームがあり、けっこう満腹になりました。最後にごはんを入れてきじ雑炊ができるそうですが、うーん、入るかなあ…?
窓の外の風景
 ふと箸を止めて、窓の外に目をやってみる。見るからに美しい渓流が山に映え、水面にはアヒルや鴨がすいすいと泳いでいました。オルゴールの音色と川のせせらぎを耳にしながら、ゆったりとした時間を楽しめました。もちろん体も心も温まりましたよ。
お問い合せ
きじ料理 きじや
熊本県人吉市木地屋町2522 TEL(0966)29-0401
営業時間:11:00〜21:00。定休日:水曜日(祝日の場合は翌日休み)

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