コタツ船で楽しむ冬の球磨川くだり 温泉とグルメと歴史の町・人吉


その1

発船場入り口
 人吉城址の川向かいに、球磨川くだり発船場があります。和風の建物とたくさんの提灯が妙にマッチしています。球磨川くだりは80年の歴史を持ち、かつては参勤交代にも使われたそうです。おや?ここの駐車場内に、ペット温泉なるものを見つけました。湯上がり(?)のきれいな犬が嬉しそうにはしゃぎ回ってましたよ。

川沿いに
 発船場に出てみると、おだやかな水面にかわいいこたつ船が停船していました。数年前の夏に体験した急流コースは、スピードとスリルと水しぶきが印象的でしたが、今回の清流コースは少し趣が違うようですね。

 こたつ船は、長さ5mくらいの小さな船です。ござの上にこたつが二つ置いてあり、その部分だけ上にビニールカバーが被さっています。水よけのためかな?乗り込むときに船が大きく揺れ、思わず声が出ました。

 さっそくこたつに入り、こたつ布団をめくると、七輪が中に入っていました。実は七輪を見るのは初めてなんです。電気こたつとはまた違った熱がぽかぽかと足下を暖めてくれます。

こたつ船のなかへ
 今日は平日の昼とあって、お客さんは私も入れて4人だけ。みんな女性です。お互い挨拶をして、どこから来たの?仕事ですか?と尋ねあいます。一緒に船旅をするのも何かの縁。お互い初対面でもすぐにうち解けました。
こたつ船出発
 船頭さんが前後に二人乗り込みました。櫓が勢いよく川底を蹴り、さあ出発です。船が出る時に旅の無事を祈って互いに船頭さんが水を掛け合います。これから約1時間40分の楽しい川下りに、期待で胸が膨らみます。今日は天気もいいし、最高の清流下り日和です!
船頭さんの後ろ姿
 船がバランスを取るまでぐらぐら揺れ、乗客はきゃあきゃあ大騒ぎ。私は二人の船頭さんのどちらかが球磨川くだりの説明をされるものと思ってましたが、実際は穏やかな女性の声で読み上げるテープの音声でした。 それもそのはず、いったん船が出発したら、船頭さんは船をコントロールするのに忙しく、説明どころじゃありません。せっせと体を動かして、船の向きを変え速度を一定に保ちます。皆きょろきょろと景色を眺める間、櫓を漕ぐ音だけが聞こえます。
みんなで乾杯
 「船に乗るときは何かつまみと飲み物を持っていった方がいいですよ。」と受付で言われる前から、お茶とピスタチオをちゃあんと買って乗り込んだのですが、船の中にもちゃんとありました。地元の業者が提供してくれた球磨焼酎と漬け物とお菓子です。

 とりあえずみんなお猪口で乾杯することにしました。熱い焼酎が冷えた体をカーッと温めてくれます。こういう所で飲むお酒はまた格別!船内は、酒が入っていっそう会話に花が咲きます。お漬け物も素朴な味で本当においしい。
 乗船客の女性たちは、福岡や大阪から来たそうです。優雅な休暇にみんなご満悦です。
筏口の瀬
 おっと、いかんいかん。またただの酔っぱらいになるところだった。正気にかえると、両岸に人吉の街並みを望みつつ、船は筏口の瀬を通り過ぎるところでした。ここは、この清流コースで最初に通過する瀬(水位が浅く、流れが急になっているところ)です。前方から水しぶきがかかって、とても気持ちいい。
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