手延べそうめん
歴史
手打ち関そうめんの始まりは今から約300年前。良質の小麦を産し、美しい水に恵まれた南関町の気候風土がそうめんの製造に適しているために発達しました。肥後藩主・細川氏が肥後の土産として徳川家に献上していたほどの逸品で、将軍家の馬小屋跡も残っています。明治時代には200軒もの素麺所があり、母の実家が南関町にある詩人・北原白秋も『掛け並めて 玉名乙女がこきのばす 翁素麺は長き白糸』と詠むほどの風物詩でした。現在では、素麺所は8軒ほどに減ってしまい、ほとんどが手工業から機械化へと移行してしまいました。
老舗「猿渡製麺所」九代目・井形朝香さん
そうめん延ばし歴50年の大ベテラン!小学生の時から実家の製麺所を手伝い、本格的に職人としてのキャリアを始めたのは19〜20歳のころ。後継者としてのプレッシャーをはけのけ、今やこの道の大御所です。お話好きで、よく笑い、とっても気さくな職人さんです。
井形さん:「今でも昔ながらの製法で全行程"手作り"にこだわっとります。手延べは麺に引きがあってしなやかで、コシもあります。ぜんぶ手作業ですけん、1日20kgくらいしか作れません。『量より質』の手延べそうめん、ぜひ食べてみて下さい。」