玉名市で心に響く 癒し旅

 風情たっぷり!高瀬裏川散策
 
商人の知恵が息づく 高瀬裏川の石のアート

裏川公園 高瀬裏川水際緑地公園

 玉名市の中心地を目指し、国道208号を進んでいるとぱあっと視界が開け、悠々と流れる菊池川が現れます。菊池川に架かる高瀬大橋を渡りきると、すぐにまた川に差し掛かかりますが、この川が「裏川」。
 裏川一帯は、肥後菖蒲約66,000本が群生する緑地公園として整備されており、全長800m以上にわたる伝統と趣のある景観が人気のエリアです。

 今回は、秋に訪れたので菖蒲の花は咲いていませんでしたが、裏川沿いは数百メートルにわたって、重厚な石垣がまるで城壁のようにそびえ、風情たっぷり。
 「高瀬」と呼ばれるこの辺りは、菊池川の水運を利用して繁栄した地域。上流の菊池・山鹿から運ばれた米は一旦高瀬に集まり、また関東や関西へ運ばれていったのだそう。そして裏川にかかる小さな石橋には、商人の町ならではの工夫が隠されていました。

酢屋橋酢屋橋

 重い荷物をかかえたり天びん棒で荷物を運ぶ時、両足でしっかり踏んばれるように中央をくぼませている。

小崎橋小崎橋

 片側だけに溝が掘ってある小崎橋。いろいろな荷車やリヤカーに対応できるように、車輪を入れて渡れば川に落ちないような仕組みになっている。

俵ころがし俵ころがし

 高瀬船着場跡にある石畳の坂。菊池川を下っていったん高瀬の蔵に荷揚げされたお米は、大阪方面に運ばれる時、この石畳を利用して船に積み込んでいた。

高瀬目鏡橋高瀬目鏡橋

 高瀬裏川下流部にかかる長さ19メートル、幅4.1メートル、径間6.7メートルのアーチがふたつ並ぶ石橋で、かつて高瀬の玄関口として多くの人々が行き交った風格が漂う。1848年に八代郡東陽村の石工橋本勘五郎によりかけられたと言われている。奥にあるのは秋丸眼鏡橋。秋丸地区より現在の場所に移築。

  「高瀬裏川」と言えば、近年しょうぶの花が有名ですが、花に惑わされない『素』の裏川は、意外にも商人の知恵が息づく石の造形美にあふれていました。しょうぶの花の季節以外にもぜひ訪れてみてください。

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