山鹿「レトロスポット」めぐり 古代ロマンと伝統文化と温泉のまち

 山鹿温泉の歴史は800年以上と古く、山中で鹿が湯浴みしている場を発見したことから、「山鹿」の地名の由来でもあります。山鹿には温泉郷としてたくさんの温泉がありますが、ここ桜湯は、明治3年に開設された伝統ある温泉です。四国の道後温泉を模してつくられたそうで、庶民の社交の場として現在も愛されています。今は温泉自体はビルの一部になってますが、木造のどっしりした入口だけは健在です。

飲める温泉
 きれいに整備された温泉前広場に、温泉水の試飲コーナーがありました。ほかほかと湯気をだして、やわらかそうなお湯が流れています。柄杓にたっぷりお湯をとり、口に含んでみます。…においはなく、鉱分を含んでいるのにちょっと甘い味が口の中に広がります。普段飲む飲料水とは全然違う、柔らかい温泉水です。冷やしてミネラルウォーターにも使え、ボトルを持った人が行列を作ることもあるとか。つづけて飲用すると、胃腸病に効くらしいです。思ったよりぬるいですね。

ふと見ると、広場の片隅では、地元の人たちの井戸端会議が始まりました。ここは観光温泉というより、地元住民の憩いの場という感じです。そこがまたいいところなんです。

泉質を調べてみました(写真は、男湯です)
 温泉の成分のせいか、床がぬるぬるします。慎重に足を運んで湯船へ。お湯はやはりぬるめで、40度くらいだとか。「ここの温泉は天然だから温められないんですよ」と従業員の方が教えてくれました。確かにぬるめのお湯の方が長くゆっくり浸かれますよね〜。疲れも取れるし、お肌もきれいになるし、一石二鳥です。手触りはぬるぬるしていて、柔らかい美人湯。シャワーも温泉水を使ってるので、体を洗って流しても、本当に石鹸が落ちてるのかどうか心配するほど。ご安心を、ちゃんと落ちてますよ。
 お湯から上がって服を着ると、ぽかぽかと心地よい温もりに包まれます。脱衣所で面白いものを発見しました。感想を書くノートです。「やっぱり美人湯なら桜湯ですね」や「○○年ぶりに来ました」などの意見や「どうしてぬるぬるしてるんですか?」等の質問を書かれています。よく見るとお客さんのその書き込みに、赤ペンで丁寧に返事が書かれています。「○○年ぶりの桜湯はいかがでしたか?」「地底の深いところからわき出している天然の遠赤外効果で、身体の中心からあたたまるのですよ。」従業員とお客さんの心温まる交流の姿がそこにありました。
お問い合せ
桜湯
山鹿市大字山鹿1番地 TEL(0968)43-1802
営業時間:6:00〜24:00。定休日:第3水曜日。入浴料:大人130円、子供60円。
★現在山鹿温泉観光協会では、「お湯めぐりスタンプラリー」を開催しています。3ヶ所以上のスタンプをあつめると、応募できます。応募者全員に参加賞、また抽選であの鶴田一郎氏のイラストの入ったオリジナルグッズが当たります。期間:〜平成11年4月4日まで。
お問い合せ:山鹿温泉観光協会TEL(0968)43-2952

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