清和村を流れる緑川のほとりにできた、まだ新しいキャンプ施設「青葉の瀬」にやってきました。名前の由来は、文字通り青々と繁った豊かな自然に囲まれていることもあるのですが、この土地にすみ「あおばみ」と呼ばれた神の使い(アオダイショウ、大蛇)の伝説ともひっかけてあるそうです。
なんだか「伝説」とか「神の使い」とか聞くと、この大自然から受ける印象とかパワーとかが20%くらい増したような感じがするのは、私が暗示に弱いということなんでしょうか?でも事実は事実として、緑川のせせらぎが耳に心地よく、空気もおいしいのはたしかです。
今回は、ロッジにおじゃましてみました。5棟あるロッジは6〜8人用で、バス、トイレ、ミニキッチン付きと設備も完璧です。夏はバーベキューセットを無料で貸し出し。なんて良心的。
ロッジの中は当然木の香りがして、インドアなのにアウトドアな気持ちになれます。眺めも最高!緑川のサラサラ流れる音が、何ともいえずのどかです。な〜んてメルヘンチックな気分に浸っていると、まわりがなんだか騒がしい。
え?私たちを歓迎して管理組合会長の児玉さんと従業員の菊池さんが、ヤマメを囲炉裏で焼いて、ビールの肴として振る舞ってくれるそうです。やったー!
ヤマメの塩焼きってどこがおいしいって、まず焼いているときの香りがいいですよね。ジジと焼けていくその姿も、ビジュアル的においしいです。もちろん味のほうも、身がとても柔らかく、ほんのり塩味が口の中に広がって、とってもおいしい。魚を食べさせたらプロの私、骨と頭だけきれいに残して、猫のようにペロリと3匹も頂いてしまいました。「アウトドア(まだインドアだけど)って美味しい」
「囲炉裏を囲むと、会話も弾みますね。気持ちがゆったりするからでしょう」従業員の方の言葉の通り、初対面とは思えないくらい、会話が弾みます。おそるべし囲炉裏効果!写真に写ってるとおり、みんな良い表情してるでしょう?
児玉さんが、囲炉裏の説明をしてくれます。天井の梁からのびて、釜をぶら下げている物体は「自在かぎ」、竹筒に桑の枝を通し、松の引っかけ板を付けたものです。引っかけ板は地方によってさまざまで、ここでは魚の形に削ってあります。長さは調整自在(だから自在かぎ)で、重い釜をぶら下げてもちゃんと支えています。どういう仕掛けなんだろ?これも昔の人の生活の知恵なんですね。
児玉さんがすっかりできあがった様子で、昔のこの辺の様子を話してくれました。「昔はもっと水位があったので、上流から材木が流れてきてたよ。この辺は製材所だったんだ。水の力で自家発電もやっておった。子供の頃はよくいたずらして、山を切り崩すときに使うダイナマイトを、川に投げ込んで遊んでいたもんだ」会長はまさに自然児だったんですね・・・でも、ダイナマイトはちょっと危なくないスか?それに「いたずら」ですまされるようなことでもないんじゃ?というつっこみは、一応胸にしまっておきます。
郷土料理館「あおばんせ」にて。こちらでは、青葉の瀬定食1,000円や、山菜天ぷら500円など、地元の素材を生かした山菜料理がメインです。しまった!さっきやまめを3匹も食べてしまった。ガビーン(って最近いいませんね)。
そんな私をしり目に、昼時ともなると地元の方がぞろぞろとやってきて、のんびりと昼食を楽しんでいます。みなさんとっても仲良し。都会になくなってしまった地域コミュニティーというものでしょうか。従業員の方と一緒にハイ、ポーズ。笑顔が最高です。
以前製材所だった青葉の瀬、当然和紙づくりも盛んだったことから、紙すき体験もできちゃいます。広々とした工房には、絵はがきや色紙、ポスターなど、思わず部屋に飾りたくなるような作品がいっぱいです。
陶芸教室には、生徒さんの作りかけの作品があちらこちらに置いてあります。みなさん、お上手ですねー。とても形がきれいです。私もろくろを回すふりして、気分はプロの陶芸家。奥の方には完成品がずらり。どれも渋くて味があります。
緑川でボート遊びもできちゃいます。やっと、アウトドアらしくなってきたぞ。早速ゴムボートを貸りて、水面へ繰り出します。流れはわりと穏やかなので、子供でも安心して遊べます。私はというと、危なげなオールさばきで必死に漕ぎますが、腕が痛くなり、どんどん下流の方へ・・・とうとう浅瀬に乗り上げ、身動きがとれなくなりました。児玉さんに大笑いされてしまいました。会長、笑ってないで助けて・・・救助用ロープに必死につかまり、何とか岸に戻ることができました。
うーん、アウトドアの達人には、まだまだ先は長そうです。
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