不知火海ドライブスポットめぐり 〜夕日の見える海岸線を走ろう〜

芦北ハーバーレスト 夕の海

12:30 芦北ハーバーレスト夕の海到着

 御立岬を出てまた3号線に戻り、20分ほど走ります。芦北町の繁華街から堤防の方へと入ると、黄金色の稲穂がびっしりと実る典型的な日本の水田の風景が出てきます。

「秋深し 頭を垂れる 稲穂かな」

な〜んて情緒にひたっていると、堤防沿いに、妙に外国チックな建物を発見しました。

後輩:「な、何ですかあれ?」

私:「ふふふ、あれが「カナディアン気分満点・ハーバーレスト夕の海」よ!」

 すぐ目の前には不知火海が広がり、ロケーションは最高。ウッディなデッキが、さらに異国情緒を深めてくれます。今日のランチはここで食べるのです!

 社長の林田さんに、この「芦北ハーバーレスト夕の海」について話してもらいます。

林田さん:「夕の海は、カナダのバンクーバー近くのスティーブンソンという港町をイメージしてつくられたショッピングとグルメの町で、今年で4年目になります。店舗は地元の方の手作りで、どれも個性的ですよ。客層は地元の方と町外の方が半々です。地元の方の結婚式の二次会にも使っていただきました。また、月に一度は必ずイベントを行います」

私:「地域密着型ですね。私もこの辺に住んでいたら、ふらりと立ち寄ってデッキでボーっとしてそう…」

後輩:「待ち合わせなんかにもよさそうですね」

林田さん:「また、地元の掘り出し物を発見して全国に紹介するという情報発信地の役割も果たしています。最近、田舎の本物志向に対する関心が高まっているので、より良い本物の物産を届けたいと思っています」

林田さん:「宿泊施設もありますので、泊まりがけで遊びに来ることもできますよ。レジャーで利用されることが多いですね。大勢で泊まるとお得ですよ。お酒でも飲んで一泊し、ここを拠点として、芦北エリア一帯をじっくりめぐるのもいいですね。近辺には温泉やレジャースポット、磯釣り場や海水浴場など楽しい場所が豊富ですから。商店街が賑やかになれば町も活気づきます。芦北のイメージアップにもなればいいですね」

林田さんの静かな口調の中にも、夕の海にかける熱意がひしひしと伝わってきます。

「ステーキ工房 JIVE」にて昼食

 時計を見るともう1時になろうとしています。お腹もぐうぐうと鳴り出し、さっそくランチを食べます。夕の海にはグルメ店も充実していて、その中でも「大関牛ステーキ工房 JIVE」の看板に惹かれてしまいました。

 店内は、テーブルや椅子、カウンターから壁まですべて木で統一されています。インテリアやポスターがアメリカの60年代を彷彿させる、センスの良いおしゃれな店です。

 私が注文したのは、大関牛ステーキランチ1,200円。スープ、サラダ、ライス又は自家製パン、コーヒー付きでこの値段は、かなりお得。そして後輩が頼んだのは、100%牛肉のハンバーグステーキランチ。同じくセットで1,200円。すごいボリュームです!

料理を運んで来てくれたハンサムなシェフ・ソムリエの平井さんに、大関牛って何ですか?と尋ねると・・・。

平井さん:「大関牛は、芦北の大関山にいる黒毛和牛のことです。水がきれいな環境で育ち、エサも本炭の粉と米糠を発酵させたものなので、これが脂の美味しさを引き立てます。体温で脂が溶けるため健康にも良く、アクが少なく味もしつこくないので、牛肉本来の甘みが楽しめますよ。あまり知られていませんが、芦北町は県内で第三位の畜産どころなんです」

芦北というと、海のイメージが強い町だったので驚きです。

〜大関牛に合うワインは?〜

平井さん:「スペインのテンプラニーニョという赤ワインをおすすめしています。グラスで500円、ボトルなら3,000円です。南アフリカのリベルタスという赤ワインもボトルで2,500円です」

 テーブルの上に、豪華なランチが運ばれてきました。私たちはせっせと肉を切り、忙しく口に運びます。むむ、ミディアムに焼けたステーキは、口の中でジュワッと旨みが広がり、とても柔らかい。口の端から肉汁がしたたり落ちるほどのジューシーさです。う、旨い!

私:「ねえ、半分ずつ分けて食べない?」

 こうやって違う品を共有できるのも仲良し同士のドライブのいいところ。もちろん、後輩の分を多めに横取りするなんてヒドイことはしません(多分)。ハンバーグも、さっぱりしたソースで肉の風味が活かされていて美味しい。こんな優雅なランチが味わえるなんて、ちょっと贅沢でしょ。芦北に来て良かったなぁ。

「イタリア創作料理 すぴあじあ」にて昼食

 お店を出てすぐ向かい側に、またまた良さげな店を発見。ん、何なにイタリア創作料理?これまた旨そうな・・・。

私:「ねえ、もう少し食べたくない?」

後輩:「え、まだ足りないんですか?」

私:「せっかく来たんだから、美味しそうな料理を見逃す手はないよ」

私の食欲は限りないのだ。店に入るとソムリエの積さんがにっこり笑顔で迎えてくれました。

積さん:「すぴあじあは、芦北の新鮮な海の幸・山の幸を使用した創作イタリア料理の店です。パスタとピザが定番ですが、予想もできないオリジナル料理も作っています。豚キムチパスタやうなぎのかば焼きクレープ巻き、つけあみのスパゲッティなど、いつ来ても飽きませんよ。20代、30代の女性客が多く、週末には熊本市内や福岡・鹿児島からも来ていただいています。カウンター越しに夕日が見えるシチュエーションも自慢です」

ちなみに店名はイタリア語で「海辺」のことだそうです。

 さて積さんご推奨の品をいただきます。芸術的な盛りつけを施したこの料理は、芦北名産の太刀魚を使った創作料理「太刀魚のグジョネット」1,000円です。

カリッと揚げた太刀魚にオリーブオイルベースのさっぱりソースがアクセントを付けます。レモンを絞ると、さらに美味です。

 お次のカラフルな料理は、「小鯛とスカンピ(エビ)のホイル蒸し焼き」1,280円。プリプリしたスカンピと、しっかり味付けされ程良く身がほぐれた小鯛に、コクのあるエビ殻から抽出したアメリケーヌソースが絡んでいます。

 ソムリエおすすめのロゼワインをグラスに注ぎ、かんぱーい。ふたりとも、極上の料理と極上のワインに大満足。「美味しい!食べてよかったです」と後輩も感激しきり。ほ〜ら、言ったでしょ。

〜魚料理にぴったりのワインは?〜

積さん:「チリのソービニョンブランという品種の白ワイン(中辛口)や、南アフリカの白ワインをおすすめしています。女性グループに人気なのが、ドイツの白ワイン(甘口)ですね」

あ、私もドイツの白ワイン、大好きです!口当たりも軽くて、飲みやすいですよね。

 また家族連れには、ファミリーセット「メリーちゃんの観光馬車」4,000円がおすすめ。ピザ、パスタ、リゾット、唐揚げ、フライドポテト、サラダ、アイスクリーム、ドリンクが付いてこの値段!パーティープラン「天下泰平佐敷城」(4名以上)も、飲み放題込みで10品で4,000円!「ここまで太っ腹でいいんでしょうかねぇ」と積さんご自身がため息をつかれるほどのお得さです。ウエディングパーティーは5,000円からで、花火やデッキ貸し切りもオプションでできるそうです。

積さん:「一品料理でもう一つおすすめなのは、タイ産スイートチリソースを使った"すぴあじあ特製唐揚げ"680円です。ぜひ今度食べに来て下さいね」

 うう、酒が進みそうな料理ですね。じゅる・・・。しかしさすがに胃袋はMAX状態。また来ようっと。

 豪華なランチの後は、優雅にショッピングです。快適で楽しい生活のための雑貨が満載の「雑貨MOMOたろう」では、アロマテラピーやロウソクを手に取り「これ、部屋に飾ったらいいよね」とか「こういう食器でご飯食べてみた〜い」なんておしゃべりしながら過ごします。雑貨屋さんって大好き。

 続いて、エコグッズ&自然食品の店「ちゃんどりか」に入ります。アジア系のアクセサリーや雑貨、ファッションが揃っていて、エコロジー食品やリラクゼーションCDなどに目を奪われます。今、一番ほしい携帯ストラップも、アジアンテイストで良さげ。後輩は、お隣の「Wave」という店で、カラフルな洋服選びに熱中しています。買い物に熱中して時間がたつのも忘れてしまいそう。

 夕の海には「葦の郷土産館」という物産館もあるんですよ。人気はやはり甘夏ゼリー、そして焼きエビや味つけエビ、地酒、手作りの天然酵母クッキーだそうです。うーん、どれも美味しそう。後輩はクッキーが大のお気に入りだそうです。

観光馬車

 夕の海では観光馬車にも乗ることができるんです!夕の海から海岸線に沿って、うたせ漁で有名な計石港まで往復20分ほど走ります。カナダ製の馬車に乗り込むと、出発〜とばかりに鐘が鳴らされます。

 右手に海を見ながら、潮風に吹かれてのんびりと進みます。ガタゴト揺れる馬車は実にのどかでいいですな〜。サラちゃん(メス5才)の蹄の音とテープから流れる音楽に耳を傾け、「なんて優雅な時間」と心地よさにひたります。

 ぞんぶんに夕の海を満喫した二人は、手作りアイスクリーム280円のネーブル味を片手に、デッキでくつろぎます。潮風が気持ちいい。

私:「あの橋の向こうに夕日が落ちるんだろうね」

後輩:「ロマンチックですね」

グルメにショッピングに観光馬車と、充実した濃い時間を過ごすことができました。

出発御立岬公園ハーバーレスト 夕の海
つなぎ物産ギャラリーグリーンゲイトつなぎ温泉 四季彩サンセットビーチ

●お問い合せ
芦北ハーバーレスト 夕の海

葦北郡芦北町2053
TEL(0966)82-3880
国道3号線から看板に従って進む。八代南ICより車で30分。JR佐敷駅より徒歩10分。
営業時間:10:00〜20:00(物販、夏場は〜21:00)、11:00〜23:00(飲食)。定休日:第3火曜日(8・12月は無休)。
ホームページはこちらへ
観光馬車:20分コース500円。
宿泊施設「四季乃舎」
TEL(0966)82-3880
素泊まり大人4,800円、子供3,800円。4名貸し切り15,000円(一人増えるごとに1,000円プラス)。朝食600円。


大関牛ステーキ工房 JIVE
TEL葦北郡芦北町2053
(0966)82-5888
営業時間:11:00〜23:00。店休日:第3火曜日。
大関牛ステーキランチ1,200円、ハンバーグステーキランチ1,200円、自家製ケーキセット600円。


創作イタリア料理すぴあじあ
葦北郡芦北町2053
TEL(0966)82-5006
営業時間:11:30〜23:00。店休日:第3火曜日。
コースは3,500円から、4,000円以上は要予約。

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