3rd STAGE 砥崎河原


 やがて行われるフィナーレ、砥崎河原での奉納団体総出の演舞までの間、人々は秋の陽射し浴びながら弁当を広げたり、出店を覗いたりと思い思いの場所で時間を過ごします。
 午後1時半頃から奉納各団体が砥崎河原の土手を埋めつくした観客を前に演舞が始まります。特に亀蛇や飾馬の登場時刻には秋の陽も傾くなか、「水無川」の名とは裏腹に冷たい流れのある川中を水しぶきをあげて駆ける「飾馬」や、観客のみなさんがびっしり陣取った土手にかけのぼる「亀蛇」の勇姿に、一帯は肌寒さをふきとばす熱気に包まれ、大興奮です。
 砥崎河原の演舞が終わると神輿、獅子、神馬などは中宮へ、笠鉾、亀蛇などは市内へ向け出発します。午後5時頃、市内の出町あたりで行列は自然解散。秋の風の肌寒さが、盛り上がったみんなの興奮を心地よく冷ましていくようです。でも、打ち上げとかで「これからが本番!」と意気込む人も多分いることでしょう。

取材スナップ

タイトル   コメント
河原に到着 01 02 03 04 05 みなさんお疲れさまです。いよいよフィナーレです。
暴れん坊の亀蛇 06 07 08 15人の「足」の人たち、中はとんでもなくすごいことになってるんでしょうね。
ド迫力の飾馬 09 10 11 12 13 馬も人も命がけの表情です。

用語解説
「亀蛇」
きだ
白鳳9年(680年)妙見神を背にのせて八代へやってきたと伝えられている、亀と蛇を合体させた想像上の動物です。ちょっといたずら好きでユーモラスな動作の「亀蛇」を地元の人たちは親しみを込めて「ガメ」と呼んでいます。全長約3m、恐ろしい顔をしていますがなかなかの愛嬌者で、首の部分を伸ばしたり縮めたり、回転させたりしながら身体を上げ下げして走り回ります。甲羅の部分から下はぐるりと垂れ布が下がり、中にいる15人(!)の足しか見えません。甲羅の前部左右に付いた人の指図で方向転換したりするが、(足の人たちが)暴れ出すと手に負えません。水しぶきをあげて川の浅瀬を走ったり、土手に陣取った観客席に突っ込んだりで大騒ぎを起こします。
用語解説
「飾馬」
かざりうま
両側からくつわをとる2人、長い手綱をひく2人、ほかに勢子多数。代々八代城主の愛馬の中から選ばれていたといわれています。くつわとりの人は方向を変えたりスピードを抑えようと必死なんですが、勢子の人たちにはやし立てられ、むち打たれ、興奮した馬の勢いは簡単にはおさまりません。くつわ取りを引きずるように駆け、怪我人がでることもしばしばです。ちょっと可哀想かな?でも、かなりかっこいいです。

 それにしてもこの祭り、タダモノではない大迫力でした。同じ「九州3大祭り」である長崎のおくんちや、博多の山笠に比べてちょっと知名度が落ちるような気がするこの「妙見祭」ですが、内容は全然負けてないです(勝ち負けじゃないけど)。興味のある皆さんは、来年ぜひ見に来てください。
   お問い合せ:八代市教育委員会文化課 TEL(096)35-2021

おわり

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